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【年頭所感】データ、アルゴリズム、デザインの時代へ

2019.01.04 ニュースリリース

旧年中は格別のご厚情を賜り、心より感謝申し上げます。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

2019年は各所でも騒がれている通り、非常に厳しい経済情勢が予想されています。平成が終わり、新しい時代への移り変わりは非常に厳しいスタートとなりそうです。一方、2020年の東京オリンピック、5G通信の開始前夜という期待感から、全く新しいサービスや産業がたくさん生まれるのではないかと想像しています。
ここではそのようなことについて述べたいと思います。

2019年は、あらゆる産業の企業にとって、データ、アルゴリズム、デザインの3点が重要味を帯びていく1年となり、これら3つを駆使することができると、強い成長に繋がるのではないかと考えています。

Reluxや、旅行業界全体に置き換えても同様のことが言えます。
まずは、データです。2018年はReluxにおいてもかなり多くの予約トランザクションが生まれ、ほぼ全ての主要KPIは前年比で2倍程度の伸びを記録することができました。他方、データ活用がしっかりできていたかというとまだ十分ではなく、ほとんどが勘と経験によっての改善となっています。2019年度はこれまで溜めたデータを活用し、より一人ひとりに最適化された旅行提案や、スピーディなアップデートをしていきたいと考えています。

続いては、アルゴリズムです。アルゴリズムとは仕組みを意味します。正しいアルゴリズムを提供することによって、カスタマーにはより良い旅行の提案ができると考えています。その中でも、OTAとしてはAIによる機械学習の活用は欠かせないところにまできています。カスタマーの動きを検知し、正しく大量の学習をさせ、より良い旅行体験のマッチング数を増やすことがとても重要です。他方、宿泊施設や弊社内部での生産性向上においても機械学習を有効に活用し、より効率的なマネジメントへと舵を切る必要性があります。これまでもメールマーケティング、プッシュ通知、検索システム、会員クラスタ別アクション、LINEなどチャットのマネジメント、電話の切り分け、など様々なアクションを行ってきましたが、まだまだ足りていません。2019年に旅行業界における命運を分けるのは、アルゴリズムを発展させられるかどうかと言っても過言ではないでしょう。

最後は、デザインです。デザインとクリエイティブが意味として混同されて使用されることは多いのですが、弊社は明確に切り分けています。デザインの中の1つのアウトプットはクリエイティブですが、クリエイティブだけがデザインではありません。デザインとはダイナミックプロセス全体を指しており、その全てを科学し、美しく作り上げることが重要です。弊社はこのデザインの考え方をこれまでも、Relux、組織、セールス、マーケティング、事業開発、バックオフィス、カスタマーサポートなどに取り入れてきましたが、2019年度はそれをさらに磨き上げる年です。より洗練され、明るく活気が満ちあふれ、強固なサービスとしていくためにもデザインは外すことができませんし、その価値がこれまで以上に求められる1年になると考えています。

また、2019年に注目すべき領域においても述べたいと思います。ゴールデンウィークの10連休や、ラグビーワールドカップ2019日本大会など、大きなイベントも存在していますが、旅行業界において注目しているのは、中国、ムービー、体験の進化の3点です。

まず中国です。引き続き、訪日旅行は非常に重要なポジションを築き、中でも中国がさらに伸びると考えています。2019年度は中国人のみで1,000万人の大台に近づくことが予測され、韓国、台湾を突き放す1年になると考えています。これは、5年前の全ての訪日外国人数と同じ規模であり非常に大きな数値です。さらには7-8年程度以内に中国は2,000万人近い訪日ポテンシャルがあると考えており、今年は中国をしっかりと見張る必要があります。

次に、ムービーです。2019年は「5G通信」の開始前夜ということを忘れてはなりませんが、特にそれに先駆けて様々なサービスが始まるのではないかと予想しています。特に、容量の大きな高画質ムービー領域が大幅に伸びるはずです。具体的には、テレビやLIVE配信、VR領域、TikTokなどの新興SNSです。これらを読み違えると大きな機会損失となるため、弊社はこれまで通りOTAの新参者として先んじて多くの挑戦と失敗をしていきたいと思っています。

最後に体験の進化です。「モノからコトへ」はすでに言い古された表現であり、当然そうなってきています。弊社はその先、体験の進化がより一層進む1年になると考えており、それはこれまでのコト1.0からコト2.0とでも言うべきアップデートを遂げゆく2019年になると信じています。具体的には、ホテル、移動、音楽、キャンプ、アクティビティ、サウナ、シェアリングエコノミー、VR、買い物など。あらゆるコト(エンターテインメント)が、インターネット、SNS、ARなどと接続されてアップデートされていくはずです。これも5G通信の開始前夜ということが非常に大きく影響をしています。今日の4G通信では難しかったことができるようになり、その元年に2019年がなってくるはずです。

弊社は2013年にサービスを開始して以来、会員数や掲載宿泊施設数も伸ばし続け、2018年は会員数が170万人を突破、宿泊施設は2,300施設と事業を拡大してまいりました。そして2019年は、上記の繰り返しとなりますが、世界経済の冷え込みが予想されています。弊社も今まで以上に「備えよ常に」の精神で進みつつ、一方スタートアップにとって逆風は大チャンスでもあるため、これまで以上に弛まぬ努力と創意工夫をこらしてまいります。

本年も何卒よろしくお願いいたします。

株式会社Loco Partners
代表取締役社長
篠塚孝哉

■プロフィール

株式会社Loco Partners
代表取締役社長 篠塚孝哉

1984年生まれ。東洋大学経済学部卒業、東京大学EMP修了。 2007年に株式会社リクルートに新卒入社、旅行カンパニーに配属。2011年9月(当時27歳)に株式会社Loco Partnersを創業し、代表取締役に就任。2013年4月、宿泊予約サービス「Relux」をローンチ。以来、年率250%成長を維持し続けている。2015年4月より訪日事業を開始。2017年2月にKDDIグループに参画。2017年5月、中国・上海にも拠点を拡大し、2017年8月に沖縄、2018年12月には関西に拠点拡大。現在、Reluxの会員数は170万人を突破、うちグローバル会員は40万人にのぼる。

■一流ホテル・旅館の宿泊予約サービス「Relux(リラックス)」について
一流ホテル・旅館のみを厳選した、顧客満足度No.1(※)の宿泊予約サービスです。日本全国のホテル・旅館に精通した旅行のプロが、心からおすすめできる施設を紹介することで、より快適で満足度の高い旅行体験を会員のみなさまに提供しています。
※:Emotion Tech・日経BPコンサルティング調べ(2018/1発表)

・URL:https://rlx.jp
・スマートフォンアプリ(iOS,Android):https://rlx.jp/lp/app
・公式 Facebook ページ:https://www.facebook.com/rlx.jp
・公式Instagram:https://www.instagram.com/relux_jp
・公式LINE:https://rlx.jp/line
・ブランドムービー:https://youtu.be/Zsmn_h4kY8c

■会社概要
名称:株式会社Loco Partners
所在地:東京都港区東新橋2-14-1 コモディオ汐留4F
代表者:代表取締役社長 篠塚孝哉
資本金:9億1000万円(資本準備金含む)
設立年月日:2011年9月1日
登録免許:第三種旅行業(東京都知事登録旅行業 第 3­6623 号)
事業内容:旅行業
URL:http://loco-partners.com

【報道関係お問合わせ先】
Relux PR 事務局
担当:畑(はた)・金原(かねはら)
TEL: 03-6432-4966/FAX: 03-6432-4967/E-mail: PR@loco-partners.com